チームごとの犠打や盗塁を試みる頻度

バント(犠打)

 2015年から2017年までのデータで、0アウト1塁、点差-1〜+3の状況でのバントを集計した。投手の打席は除く。

 機会は”0アウト1塁、点差-1〜+3”の打席数。

バント率成功率2015-2017
Lgチーム201520162017201520162017機会バント率成功率
PLオリックス45.9%43.0%44.9%84.0%84.0%89.8%59444.6%86.0%
PLソフトバンク28.8%41.9%50.8%84.8%84.8%89.8%63939.9%87.5%
PL日本ハム33.7%45.7%38.2%88.9%88.9%82.2%62139.8%88.7%
PLロッテ40.4%40.2%36.3%85.9%85.9%78.8%58939.0%86.1%
PL楽天34.9%38.4%29.9%87.7%87.7%77.8%62134.5%83.6%
PL西武32.0%32.1%31.4%84.5%84.5%89.1%57231.8%83.5%
CL阪神41.3%21.0%31.1%88.6%88.6%76.8%62131.6%83.7%
CL広島43.1%21.3%31.1%88.5%88.5%89.7%63731.6%86.6%
CL巨人37.3%34.1%22.1%84.6%84.6%79.1%58631.2%83.1%
CL中日32.1%28.9%25.4%86.6%86.6%81.3%59528.9%86.0%
CLDeNA38.0%16.9%19.7%88.7%88.7%82.9%56624.7%84.3%
CLヤクルト23.0%18.4%28.6%95.8%95.8%87.7%59823.4%89.3%

 基本的にはパ・リーグのチームの方がバントを多用する。これはセ・リーグで投手の打席を含めてもほとんど変わらない。

 その中でも一貫してバントの頻度が高いのがバファローズ

 2位のホークスは工藤監督1年目の2015年こそバントの頻度は低いが、その後は上がり、2017年にいたっては2回に1回はバントという頻度である。(今回設定した状況ではということだが)

 セ・リーグで高いのはタイガース。しかし、金本監督になってからは頻度は下がる。

 カープも同様で、2015年こそ高いがその後は下がる。とはいうものの、頭抜けた得点力を持ちながらリーグでは2番目に高いバント率である。

 その他、ベイスターズはラミレス監督になってからはバントの頻度はぐっと下がる。

盗塁

 データは2015年から2017年。

 wSBにあわせて、単打+四球−敬遠+死球を機会とした。

 盗塁企図率は(SB+CS)÷(1B+BB−IBB+HBP)。

企図率成功率wSB
Lgチーム201520162017201520162017201520162017
PL日本ハム12.1%11.4%8.5%77.9%77.2%76.1%9.55.33.7
CL広島10.1%11.5%10.3%61.5%69.4%73.7%-3.8-0.74.1
PL西武7.9%9.2%12.4%60.0%72.4%76.3%-4.70.96.9
PLソフトバンク9.7%10.1%9.1%66.2%71.3%60.8%-1.10.3-5.5
PLオリックス10.2%11.5%4.3%62.0%67.5%58.9%-4.1-2.4-4.4
CL中日8.8%6.7%9.6%72.7%68.2%65.3%3.3-0.9-2.1
PL楽天13.0%6.6%5.1%66.3%60.2%60.9%-0.6-4.9-4.2
PLロッテ7.5%7.5%8.5%70.3%72.6%76.5%0.90.83.5
CL巨人10.0%7.0%5.9%75.6%70.5%71.8%5.60.00.5
CLヤクルト8.2%7.3%5.8%74.1%77.4%65.8%3.73.6-1.9
CLDeNA7.5%8.0%4.5%61.3%66.3%68.4%-3.2-1.9-1.1
CL阪神6.3%6.3%7.0%55.8%70.2%70.7%-5.60.00.5

 パ・リーグではファイターズがもっとも盗塁企図率が高い。また、盗塁成功率も高いので得点貢献(wSB)もそれなりにある。

 セ・リーグではカープだが、盗塁をよく試みる一方で成功率は低い。得点的な貢献度も3シーズンでみるとほぼゼロである。