ペナントレース予想(2018)

セ・リーグ

各チームの戦力予想

 各チームの入退団選手、予想デプスチャート、ポジション別の貢献度収支予測などについてはそれぞれ以下にまとめた。

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 本エントリーでは各チームの戦力予測値をまとめ、ペナントレースの全体的な見通しについて考えてみたい。ちなみに、各チームに所属する選手のデータとしては2月上旬までのもの。

リーグスタッツ予測値

チーム予想勝率順位打撃走塁守備投手OffDef合計
広島.534 - .6461.793.36.018.46.499.324.8124.1
DeNA.462 - .5703.28.5-5.114.311.93.426.129.5
阪神.436 - .5473.713.63.1-36.517.016.7-19.5-2.8
巨人.432 - .5393.8-20.6-2.60.514.7-23.215.3-7.9
中日.399 - .5074.7-31.5-2.711.0-27.6-34.2-16.6-50.8
ヤクルト.366 - .4735.2-63.41.3-7.7-22.4-62.0-30.1-92.1

 各予測値は過去3シーズンの加重平均から算出している。勝率については、各予測値の合計から期待勝率を計算する方法だが、今回は幅を持たせてみた。これは、2010年からの少ないサンプルではあるが、チーム別のwRC+の予測値と実績値の差が平均すると+-6%、ERA-は+-7%になっており、これをもとに得点および失点の良かったケースと悪かったケースで期待勝率を算出し、この範囲を予想勝率とした。順位は1958年以降のNPBのデータから該当する勝率の平均順位を出し、これを順位の予測値とした。

 また、以下は予想勝率の範囲で該当する順位の割合をグラフにまとめたもの。

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 このグラフがわかりやすいかどうか心許ないが、グラフの山が左側に来ているチームほど戦力予測値が高く、予想順位も高いということ。予測値の上ではカープが一頭地を抜いた存在で、その後をベイスターズ、タイガース、ジャイアンツが追う形、この3チームからやや遅れをとる感じでドラゴンズが続く。

ペナントレース見通し

 NPBの場合、選手の流動性が低く、どうしても前年までのチーム成績をトレースするような予測値にしかならないのだが、これらの予測値をもとにペナントレースの展開を予想するとすれば、カープによほどの大失速がない限りは昨年と同じような展開になるだろうということだ。昨年のカープの平均得点は5点を超えており、統一球導入以後で考えれば驚異的な高さだった。予測値でも最も差があるのが打撃で、もしこの差が埋まることがあり得るとすれば、主力選手に故障者やスランプに陥る選手が複数でるなどした場合だろう。フラットにみた場合、補強のみでは埋まりきらないほどの差がある。一方、ディフェンス面はどうか。こちらはオフェンスほど差は大きくない。また、カープについては、以前書いたブルペンの問題やゴロ処理率の低下などもあり、失速の可能性としてはオフェンス面よりは高いと思われる。優勝争いということでは、先発投手に強みを持つジャイアンツ、ここ数年で投手力と守備力を伸ばしているベイスターズが有力な存在となるだろう。また、タイガースはロサリオの出来と藤浪が復調できるかどうかで戦力的に大きく変わってくる。いずれにせよ、カープの連覇を阻止するチームがあるとすればこの3チームから出てくるだろうし、この3チームによるAクラス争いというのももう一つのテーマになるかもしれない。

パ・リーグ

各チームの戦力予想

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リーグスタッツ予測値

チーム予想勝率順位打撃走塁守備投手OffDef合計
ソフトバンク.522 - .6321.945.5-1.019.931.544.551.495.8
西武.478 - .5912.732.113.216.6-22.545.3-5.939.3
楽天.471 - .5822.924.0-13.4-25.041.210.716.226.9
日本ハム.439 - .5513.6-2.02.413.5-29.40.5-15.9-15.4
オリックス.417 - .5254.2-50.9-5.3-10.016.9-56.26.9-49.3
ロッテ.379 - .4915.0-48.74.1-15.1-37.5-44.7-52.7-97.3

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 表とグラフについての説明は、セ・リーグの同項目を参照。

ペナントレース見通し

 予測値をもとにした戦力的な見立てとしては、昨年同様ホークスの牙城にライオンズとイーグルスが挑む形になるだろう。また、ライオンズとイーグルスを比較した場合、野上と牧田の移籍の穴を埋めることができればライオンズが一歩リードするだろうが現時点では不透明であり、戦力的には同程度だと思われる。イーグルスは守備に課題を抱えているが現状では主要なポジションはほぼ固まっているので、大きな改善は難しいかもしれない。可能性があるとすれば、セカンドの世代交代に成功する、茂木が守備範囲で1年目と同じくらいの数値を残す、外野で若手野手が台頭してくるなど(オコエ、田中、八百坂)。あるいは、MLBのように大胆な守備シフトを導入するとか。Aクラス争いということでは、ライオンズ、イーグルスの内、想定外に失速するチームが出てくればファイターズ、バファローズにもチャンスが巡ってくるだろう。ファイターズは昨年ほどの大失速はないと思われるが、投手力が不透明。マルティネスかロドリゲスが先発として機能すれば面白くなる。バファローズはオフェンス面で上積みを作っていかなければならないが、吉田正尚稼働率とともに選手運用が重要になってくるだろう。